腸内細菌 02
腸内環境を正常化する乳酸菌のスゴイ働き
悪玉菌が乳酸菌を嫌うワケ
腸内細菌の構成が「悪玉菌優勢」になると、私たちの健康に重大な影響を及ぼしますが、この善玉菌と悪玉菌の比率は、食生活によっても大幅に変えることができます。つまり、食事に注意を払うことで腸内を「善玉菌優勢」に保ち、健康維持に役立てることもできるのです。
そこで登場するのが、善玉菌の代表格である乳酸菌。乳酸菌は、食物繊維や糖を分解して、エネルギーを得ています。その際に作られる乳酸や酢酸は、腸内を酸性にします。大腸菌など多くの悪玉菌は、この酸性の腸内環境が大の苦手。乳酸菌によって腸内の酸性度が高まると、悪玉菌やウイルスを減少させることができるのです。しかも、酸は腸を刺激し、腸の動きを活発にするので、便秘の予防にもなるのです。
健康に有益な自前の乳酸菌を増やすためには、そのエサとなるオリゴ糖を積極的に摂ることが大切なのです。